Hono で Server-Sent Events によるストリーミングを実装する

Server-Sent events(SSE)は、サーバーからクライアントに向けてイベントをストリーミングするための仕組みです。WebSocket と比較すると、サーバーからの単方向の通信、HTTP で通信するという特徴があります。この記事では Hono を使って OpenAI API を使ったテキスト生成をストリーミングする方法を紹介します。

Bun でクロスプラットフォームなシェルスクリプト

Bun の `$` を使うと、クロスプラットフォームなシェルスクリプト(Bun Shell)を書くことができます。Bun Shell は macOS (zsh)、Linux (bash)、および Windows (cmd) と OS の違いを気にせずにシェルスクリプトを書ける、JavaScript オブジェクトとのやりとりが可能であることが特徴です。

Remix の SPA モード

Remix は React のフルスタックフレームワークで、Web 標準に基づいた API で構築されていることが特徴です。Node.js のようなサーバーサイドの JavaScript 環境で動作することを前提としています。しかし、現実の世界ではサーバーを用意せずに、静的なファイルをホスティングするだけの環境で Web アプリケーションを構築することが有効な場合も多くあります。このような需要を満たすために、Remix v2.5.0 から実験的に SPA モードが導入されました。

2023 年に読んでよかった本

年末なので 2023 年のまとめっぽい記事を書きたくなりました。今年は 1 年間でおおよそ 300 冊の本をよんだようです(そのうち 3 割ほどはラノベなのですが...)。その中でも特に印象に残った本を紹介します。

input[type=checkbox] 要素に switch 属性を指定することによる HTML 標準のスイッチ UI の提案

スイッチは多くのウェブサイトで使われているものの、HTML の標準要素としては存在していませんでした。そのため多くの開発者は、スイッチを実装するために独自の実装を行っていましたが、このような独自の実装はアクセシビリティの問題を引き起こす可能性がありました。この問題を解決するために、WHATWG により `input[type="checkbox"]` 要素に `switch` 属性を追加することが提案されました。この属性を指定することで、チェックボックスをスイッチとして利用できます。

OpenTelemetry Collector をカスタムビルドする

本番環境では OpenTelemetry Collector Contrib を使用せず、必要なコンポーネントのみを含むようにカスタムビルドすることが推奨されています。この記事では、OpenTelemetry Collector をカスタムビルドする方法について紹介します。

CSS だけで動くスクロールドリブンアニメーション

Google Chrome 115 で追加されたスクロールドリブンアニメーションを使うことで、今まで JavaScript を使わなれけば実装できなかったようなスクロールと連動するアニメーションを CSS だけで実装できるようになりました。スクロールの進行状況に応じてバーを伸縮させるようなアニメーションや、要素が画面内に入ったタイミングでアニメーションを開始するようなことが実装できます。

Storybook v8 の React Server Components サポート

Storybook v8 では `experimentalNextRSC` オプションにより React Server Components をサポートしています。しかし、このオプションは React Server Components としての動作を再現しているわけではありません。サーバーサイドで Storybook が動作してるわけではなく、非同期コンポーネントをクライアントでレンダリングしているに過ぎないことに留意すべきです。

MSW v2 で `HttpResponse.json()` の型がおかしいときの対処法

MSW v2 の `HttpResponse.json()` の第 2 引数の型は `Response` オブジェクトの初期化時に渡すオプションを指定できます。しかし、tsconfig.json の設定によっては、この型がおかしくなることがあります。その場合には、`tsconfig.json` の `compilerOptions.lib` に `dom` を追加するのが一時的な対処法です。